おひとりさまを楽しむ若者たち by KK

皆さま「ソロ充」「ぼっち充」という言葉を聞いたことはおありでしょうか?
どちらも一人の時間が充実している人、を指す言葉。
一緒にいる人に気を使いながらではなく、1人で好きなように思う存分楽しむ。
今、そんなスタイルの若者が増えているのだそう。

以前このブログでもご紹介した、1人で楽しむ「ワンカラ」。
若者を中心に人気が広がり続け、今や顧客の3割が「おひとりさま」というチェーン店も出てきたのだとか。
1人レジャーはカラオケだけにとどまらず、なんとテーマパークまでも!
豊島にあるナムコナンジャタウンでは、3年前は全体利用客のおよそ5%未満ほどしかいなかった1人客が、
昨年には1割強まで増加。これに伴い、1人用の食事カウンター席を増やしたり、
ホームページで1人客向けのお薦めコースを紹介したりしているそう。

働く女性などの間でじわじわ人気が出始めているのが「おひとりさま温泉」。
温泉エッセイストの山崎まゆみさんの著書始め、ひとりで行っても楽しめる、
温泉旅の様々な指南本が出版されています。

日常とは違った空間でゆっくりと自分自身と向き合う、
知らない土地での新しい出会いを楽しむなど、1人で時間を過ごすからこそ得られる贅沢。
たまには自分へのご褒美としてこんな旅をしてみるのも良さそうですね。

もうひとつ、1人では楽しみにくいものと言えば、食事。
中でも焼肉など大人数でつつくものは1人では挑戦しづらいものですが、
1人でも食べたいものは食べたい!そんな願いを可能にする専門店が登場。
上野にある1人焼肉専門店「ひとり」は、1人で焼肉とお酒を堪能できるよう工夫が施された焼肉店

席はそれぞれ大きな仕切りで囲まれた「半個室」。
お肉はなんと1枚からオーダーできるので、食べきれるかどうかを気にせずいろいろな種類を楽しめます。
注文は記入制など、店員からの声掛けは極力避けるようにしているそうです。
同様のサービスに、「1人しゃぶしゃぶ」なるものもあります。
周りを気にすることなく、ゆっくり豪華な食事を満喫!これまた贅沢です。

そしてすっかり寒くなり、鍋の季節到来ですが、「おひとりさまブーム」はこんなところにも。
家庭でできる液状の鍋用調味料と言えば、これまでは大抵3〜4人前用のものでした。
家族で食べるにはちょうどよい量ですが、これまた1人暮らしには使いきれず手が出しづらい…。
そんな中、味の素がキューブ状の鍋用調味料「鍋キューブ」を発売。

自分が食べる量だけを作れるので使い切りに気を使わなくてよく、
液状のものと違って軽いので買い物の帰りもラクラク
そして味の濃さも自分の好みに合わせていくらでも調節可能です。
味の種類もいろいろあるので、いろんな鍋を少しずつ、なんてて楽しみ方もできそうですね。

1人時間をより充実させる方法がどんどん増えてきています。
上手に活用して、人とのつながりも、自分だけの時間も、
両方バランスよく楽しめるようになりたいものです!