お手軽宇宙旅行 by KK

金冠日食があったことや、漫画「宇宙兄弟」が人気になったことなど、
何かと話題に上ることが増えた「宇宙」。
興味を惹かれる絶対的な存在ではありますが、
同時に私たち一般人には遠すぎる存在でもありますよね。
でもそんな私たちにも簡単にできる、身近な宇宙旅行があるのです!

宇宙船に乗り込むのは誰しもの夢。
そんな夢を水上バスでかなえてくれるのがこちら。
東京都観光汽船では、あの松本零士プロデュースによる、
宇宙船をイメージした隅田川最大級の水上バスHOTALUNA(ホタルナ)」を就航。

流線形の船のボディはシルバーメタリックの塗装に包まれ、まるで宇宙船そのもの。
船体の屋上には遊歩甲板が設置されていて、船外の景色を楽しめます。
また、船の後方部にある窓ガラスには淡い光がともされていて、
夜にはその姿がまるで蛍のように、隅田川の表面に光り輝くのだそう。
まるでこのまま水面から宇宙空間へと飛び立っていきそうなヴィジュアル。
大人も子供も楽しめそうな水上の宇宙旅。

そしてさらに本格的に宇宙を楽しむなら、高速バス!
高速バスサービスを提供するWILLER TRAVELは、約2年間かけて開発した、
宇宙船仕様のバス「スターファイター」をこの8月から運行開始。

バスの車内は宇宙船さながら。
車内には窓がなく、座席前方のモニタや車内の天井と壁に宇宙空間映像が映し出されます。
古代宇宙で失われた伝説のクリスタルを探す、トレジャーハンティングツアーという設定のもと、
バス利用者はスターファイターの搭乗員として、各自の座席についているジョイスティックを
使って、隕石や宇宙人の襲来などのミッションをクリアしていきます。
このバスに乗って行ける場所はホテルの夜景ディナーから博物館まで様々ですが、
中でもJAXA筑波宇宙センター行きのツアーはあっという間に完売という人気だったよう!
高速バスと言えば、目的地にたどり着くためのただの移動手段でしかありませんでしたが、
移動中の時間もアトラクション感覚で楽しめる、という全く新しいバスです!

そしてプラネタリウム好きの人はこの冬必ずチェックしたい、「SPACE BALL」。
あのプラネタリウムリエーター、大平 貴之氏が企画プロデュース、
そして上述のJAXAが協力して作り上げたという移動式大型宇宙体感シアター。

直径約10メートルの巨大な球形のスクリーン内部には、ガラス製のフローティングステージを設置。
中に入ると、自分の周り全体が星空の映像に包まれ、
まるで、宇宙飛行士が初めて宇宙に降り立った時のような感覚を
立体音響とともに楽しむことができる、本格派宇宙体験シアターなのだそう!
映し出される映像は最新の衛星画像や宇宙からの映像を使用。
さらには、アドバイザーとしてなんと、あの宇宙飛行士である毛利 衛氏を起用!
実際の宇宙体験者の監修のもと、リアルな宇宙の旅を見せてくれるそうです。
12月中旬から東京国際フォーラムで開催されます。

身近な場所で体験できる宇宙空間たち。
次のお休みは、ひとっとび、宇宙へ行ってみてはどうでしょうか?