進化するお掃除家電 by KK

自走式お掃除ロボットルンバの登場が私たちを驚かせて早10年。
最近はどんどんお掃除ロボットが身近な存在になりつつあるようで、
どこかのルンバが家出をしてしまって道端を一人掃除していたなんて
目撃証言がよく聞かれるようにまでなりました。

さて、私自身はまだデビューしていないこのお掃除ロボットですが、
早くも驚くべき進化を見せて様々なタイプが登場しています。

まずはシャープから登場している「COCOROBO」。
このCOCOROBOは、人工知能「ココロエンジン」を搭載した、
なんと人間の言葉を理解できるお掃除ロボット

しかも対応言語は日本語のみにとどまらず、英語、中国語のほか、なんと関西弁も!!
もちろん聞き取るだけでなく、返事もしてくれます。なんとなく話相手が欲しい人にはおすすめ?
さらには無線LANを搭載しており、スマートフォンとも連携も可能。
カメラも搭載しているので、外出していても部屋の様子が確認できるそう。
ロボット中央に並ぶ超音波センサーがガラスや鏡面仕上げなどの家具への衝突を
防ぎながらお掃除してくれるというすばらしい機能まで。
お掃除してくれて、会話もしてくれて、留守番もしてくれる‥‥
もはやただのロボットではありません。

床のゴミを吸引してくれるだけでなく、モップがけもしてくれるものまで登場。
ドイツのLEIFHEIT社は、自走して床磨きをする「Power Robo」を発表。

充電式で30分〜1.5時間の間、部屋中を動き回って床をモップで磨いて回ってくれます。
本体はベッドの下でも楽々動ける薄さである上、
床用お掃除ロボットには丸形のものが目立つ中、このPower Roboは三角形なので、
部屋のすみまできちんとモップが行き届くのだとか。
この冬にはドイツで発売がスタート予定なのだそう。

お出かけ中に掃除しておいてほしいのは床だけではない!
という人類の願いは国籍に関係なく共通のようで、
中国ECOVACS社からは窓用掃除ロボット「Winbot」なるものが登場。

こちらはロボット内に内蔵している真空ポンプで窓ガラスにべったりと
ロボットが密着し、自ら動いて窓を磨き上げてくれるというもの。
コードレスではないようなのでその辺がちょっと気になりますが、
なかなか窓のお掃除まで手が出にくいのが現実。
お出かけして帰ってきたらピカピカの窓ガラスになっている、というのは
かなりうれしいですね!

本来の役目であるお掃除以外の新機能搭載のものや、
水平面以外でも活躍できるものなど、どんどん進化していくお掃除ロボットたち。
近い未来、自分では何もしなくても家中をピカピカに保てる、
そんな日が来るのかもしれません!?