「スマート化」したものたち by AK

スマホ、スマ婚、スマートハウスにスマート家電…と最近はとにかく「スマート」という
言葉をよく耳にしますよね。「スマート」というとテクノロジーの生む効率の良さや
かっこよさが連想されますが、最近では「食」の場面でもスマートなアイテムが登場して
いるようです。

まず先月タカラトミーアーツから発売されたのが、忙しい人のための
ランチウェア。その名もスマートフォンならぬ「スマート飯(スマートはん)」!
「次世代おにぎり」とでも言いましょうか。片手で簡単にご飯が食べられるもので、
シリアルバーの様な感覚で軽食を摂りたい時に便利。

見ての通り作り方はいたってシンプル。約0.2合分のご飯とふりかけや昆布などの
具材を一緒に詰め、閉じてセットするだけ。誰でも簡単にできるので、女性だけでなく
男性でも手軽に作って会社に持って行けそうです。
食べるときはスティックのりのように中に詰めたご飯を繰り出せる仕組みなので、
パソコンをいじりながらでもしっかりご飯が食べれそう。
忙しくて時間のないビジネスマンやOLさんが増えるなか、ありそうでなかった嬉しい
ランチウエアかもしれませんね!スマホを意識したタカラの遊び心もユニークです。

この「スマート化」、効率の良さやかっこよさはもちろんですが、「小容量化」というのも
またひとつの要素。その一つに、コカコーラが今年4月に発売した「新型形態」の
ペットボトル、「スマートボトル(略して「スマボ」)」があります。

北海道民のためだけに作られたこのボトル。実は2人暮らし世帯の多い北海道の人の
ライフスタイルを考慮して開発されたそうで、新鮮なうちに飲みきれるちょうどいい量、
そして持ち運んでも苦にならない重さの1.25Lというサイズ展開。
(従来の1Lボトルより30%軽量化されているんだとか。)
女性やシニアでも持ちやすい「くびれ」がついたユニバーサルデザインなところもまたスマート。
地域のトレンドに合わせた商品開発の形。東京でもかなり需要がありそうです。

飲み物といえば、最近ではカジュアルな場面でも楽しまれるようになったワインにもスマート化が。
ペットボトルのワインを展開しているアサヒビールでは先週、320mlという小型ペットボトルの
コンパクトワイン「サントネージュ Rela(リラ)」を発売。
特に女性は数人でもなかなか飲みきれないのが普通サイズのワインですが、これなら無理なく1人で
楽しめそう。パッケージもキュートなので、ピクニックなどアウトドアやホームパーティに良さそうです。

最近ではスーパーやコンビニでも、生鮮品や総菜、調味料など、1、2人にちょうどいい
サイズに少容量化された商品をよく目にしますよね。従来の約半分のサイズにした「味の素」や
300mlボトルの「キャノーラ油」、200g袋を発売した「日清ホットケーキミックス」など、
食品・飲料メーカー共に小容量商品の拡充が目立ちます。
こういった食まわりでスマート化・小容量化されたアイテムたち。働く女性や単身者、
共働き世帯などに合わせた効率的な消費ニーズにしっかり応えたものになっていますね。
今後どんな「スマート」アイテムが登場するのか、注目していきたいところです!