本を楽しむ秋 すてきな本屋さん by KK

読書の季節がやってまいりましたが、皆さん本は読まれていますか?
私は本を買うばかりで、読むのが全然追いつかない今日この頃・・・。
ということで、今日はゆっくり本と時間を過ごしたくなる
素敵な本屋さんをご紹介。

まずは2012年7月20日に下北沢にオープンした、「本屋 B&B」。
B&Bは Book and Beer の略、ということで、なんとここ、
お酒を飲みながら本をじっくり選べるという新しいスタイルの本屋さんです。

コンセプトは「これからの街の本屋」。
ドリンクは生ビールにワイン、辛口ジンジャーエールなどいろいろ。
さらには店内奥のスペースを区切って、毎晩トークイベントを開催。
文学だけではなく、ファッションやビジネス、サブカルチャーなど、
著者やクリエイターたちの生の声を聞きながら交流できる場を提供してくれます。
イベント参加料は1,500円で1drinkつきと、とてもお手頃なので、
気になったテーマのトークイベントがあったら、会社帰りにふらっと立ち寄って一杯、
なんてステキな使い方ができそうな場所です。

先月、「本やアート好きが集まるカルチャースペース」をコンセプトに、
駒沢通りに新しくオープンした「SNOW SHOVELING」。

小説やアート、デザイン、旅行関連など幅広いジャンルの本を3000冊以上取り揃えています。
店内にはアンティークのソファセットやランプが置かれていたりと、まるで書店とは思えない雰囲気。
実は本だけではなく、これらのインテリア品や雑貨なども販売しています。
オーナーの中村さんは旅行が趣味で、旅をするたびに国内外の書店を見て歩いてきたのだそう。
そうする中で、開放的なラウンジスペースのある書店を作りたいと思うようになり、
それをこのSNOW SHOVELINGでそれを実現したのだとか。
一度入ったら出てこられなくなってしまいそうなくらい素敵な空間です!

最後にご紹介するのは、海を越えてアルゼンチンのブエノスアイレスにある「El Ateneo」。
ここは、世界で2番目に美しいと評された書店です。

もとはと言えば、1919年にオープンしたオペラハウスだったこの建物。
天井には豪華なフラスコ画、壁にも細かな装飾が施され、それはそれは優雅なたたずまい。
当時国民的なアルゼンチンタンゴの歌手たちが次々と舞台に立ってきたそうです。
その後映画館に改築され、さらには2000年に書店グループが買収。
座席が設置されていたスペースに本棚を配置し、現在の書店として生まれ変わったのだそう。
当時のステージ部分にはカフェスペースが設置されていて、
この優雅な雰囲気の中、お茶をしながら読書にいそしむことができます。
まさに時間も忘れてしまいそうな夢のような空間です。

本を読む時間を特別なものにしてくれそうな書店たち。
この週末は、携帯電話をオフにして、
贅沢な読書時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。