どこまで広がる?!海外のマッチングサービス by AK

FacebookをはじめとするSNSの利用が増え続ける今。
以前このブログでも「Share some suger」というご近所同士で物の
貸し借りができるオンラインマッチングサービスをご紹介しました。
そんな「他人とのつながりをとにかくオンラインでやってしまおう!」
という動きが、アメリカを中心にさらに広がりを見せているようです。

まずは急成長を遂げている「airbnb(エアービアンドビー)」。
空き部屋を短期間で貸したい人、そして旅行などで宿泊地を探している人を
マッチングするこのサービス。4年前にアメリカで登場して以来、今やNYからアマゾンまで
世界192ヵ国に広がっており、ヨーロッパを中心に利用者が増え続けています。
普通のホテルでは経験できない様な所に宿泊できたり、現地の人とのコミュニケーションが
図れること、さらにはホテルより安いといったことが人気の理由。

実際に「日本」で検索してみると、熱海や湘南など、普段は使っていない
別荘を掲載している人も多い模様。(スマートですね)
部屋を貸す際にお金をとるかどうかは本人の自由ですが、「Share some sugar」
の様な「物」ではなく、自分の所有する「空間」をオンラインでシェアする
というコンセプトがユニークです。
赤の他人が泊まる、と思うとちょっと怖い気もしますが、そこから始まる交流も
おもしろそう。お互いのニーズがマッチすればどちらも嬉しいサービスですね。

そしてこの「airbnb」の自転車版といっても良いのが「Spinlister(スピンリスター)」。
ロンドンオリンピックを機に広がりを見せている自転車シェアリングですが、
オンライン上で所有している自転車を貸したり近くにある自転車を借りることができる
というのがこのサービス。facebookアカウントさえあれば利用可能で、
貸す側は1時間、1日単位、1週間単位で料金を設定するシステムになっています。

現在このサービスはニューヨークとサンフランシスコのみで展開されているそう。
近くにある自転車をちょっと利用したい人やお金をかけずに町を散策したい
旅行者などに需要がありそうです。
日本ではcogooなどの自転車のシェアリングシステムがスタートしましたが、
なかなか普及していません。スマホ利用者が増えている今、Spinlisterの様に
オンライン上でより簡単にシェアできたらいいですね。 

そしてFacebookが実現したユニークなオンラインサービスが、
合法ヒッチハイク?とも言える「Zimride(ジムライド)」。 
サンフランシスコを拠点とするZimrideでは、オンライン上で同乗者を
募集できる仕組みを提供。ドライバーは行き先、スケジュールのほか、例えば
LAからラスベガスまで35ドル、といった具合で「あいのり代」をアップします。
一方で乗せて欲しい人は出発地や目的地で検索し、都合のいい「乗車席」を
PayPalを通して購入。目的地まで同乗させてもらう、というシステム。

中にはこれをきっかけに知り合い、ゴールインしたカップルもいるとか!
それぞれガソリン代程度の金額設定なので、ドライバーも乗せてもらう側も
助かることから学生利用も多く、実際に大きな大学では周辺地域の学生向け
サービスを提供しているところもあるそう。
目的地にリーズナブルに行くための「オンラインヒッチハイク」。
あいのりすることで環境にも優しく、みんなが嬉しいサービスですね。
安全面さえクリアできれば、日本でも需要がありそうです。

こうしてみると、赤の他人と貸し借り・シェアできるオンラインプラットホームが
広がりを見せている模様。「シェアする」マインドやSNSが普及し、知らない人と
つながることへの抵抗が薄れてきたことも背景にあるのかもしれません。
みなさんはどんなマッチングサービスがあったら良いと思いますか?