ホテルにも個性を 話題のコンセプトルーム by AK
お盆も間近となり、夏休みに旅行に出かける方も多いのではないでしょうか?
以前、世界の様々なユニークホテルをご紹介しましたが、最近では日本でも
ホテルの一室にテーマを持たせた「コンセプトルーム」なるものが登場し、
話題となっています。
まずはお台場、「ホテル グランパシフィック LE DAIBA」に6月下旬から
登場した、「PROJECT ROOM−G」。
実はこちら、「機動戦士ガンダム」をモチーフとしたコンセプトルームで、
4月に開業したエンターテインメント施設「ガンダムフロント東京」との
コラボレーション企画。
スペシャルタイプの部屋では、「地球連邦軍」と「ジオン公国軍」の
2つの世界観を味わうことができるそうで、カードキーから持ち帰りOKの
アメニティグッズ全てが、ガンダムをコンセプトとしたオリジナル仕様。
ガンダムをモチーフにベッド周りをアレンジしたスタンダードタイプの
客室もあり、宿泊特典としてオリジナルガンダムメニューをルームサービスで
楽しむことができるそう。
分からない人には何の事だか…という感じですが、日本初の「ガンダムルーム」
とのことで、ファンにはきっとたまらないのでしょう。
ところ変わって奈良では、奈良らしい、神社とお寺をモチーフにしたお部屋が。
ホテル日航奈良では、8月1日から春日大社と興福寺がそれぞれ監修した
コンセプトルームの提供を開始。
6月には東大寺をコンセプトとした客室も発売しており、今回はその第二弾。
春日大社・興福寺をイメージした、シカの柄や阿修羅像の衣に描かれている
宝相華文をあしらったベッドライナーのほか、華倭里行燈(かわりあんどん)や
関連書籍など、奈良らしいおもてなしが盛りだくさん。
興福寺の協力により寺の行事で振る舞われる「かす汁」も朝食で味わえるそう。
それぞれの部屋には、春日大社ゆかりの和菓子や、興福寺国宝館の
拝観券まで付いているとか。窓からは春日山なども見えるとのことで、
部屋の中でも奈良を感じることができそうですね。
そして「てっちゃん」にとってはたまらない!そんなコンセプトルームが、
秋葉原ワシントンホテルにある鉄道ルーム「クハネ1304」。
鉄道模型は持ち込みが原則だそうですがレンタルも可能(有料)。
宿泊料金は平日2万3000円、土曜、休前日2万5000円。
ルーム内には、東京タワーや都内の街並が精巧に再現された
約4平方メートルの鉄道模型ジオラマが鎮座。
同時に4路線の操作が可能で、思う存分鉄道を走らせることができるんだとか。
泊まる用事がなくても、ジオラマがいじりたくて泊まってしまう、なんて人もいそうです。
こうして見ると、普通のホテルでも、様々なジャンルでコラボした
コンセプトルームを提供することで個性を出してきている模様。
快適さのみを追求した「泊まるだけのホテル」ではなく、
付加価値を出すことで宿泊客がさらに楽しめるところが良いですね。