LGBTムーブメント by AK

先月半ばのLady GAGA来日。
同性愛者支援運動に力を入れ、自らもバイセクシャルであることを
公言している彼女は、LGBTレズビアン、ゲイ、バイセクシャル
トランスジェンダー)のシンボルカラーである虹色の長いウィッグを装着して
成田に降臨?し、空港は大騒ぎとなりました。

またアメリカでは、オバマ大統領が「同性愛のカップルも結婚できるべき」と
表明したことで、先月のNews Weekでは「初のゲイプレジデント」と表紙に取り上げられ、
同性愛問題について大きな話題となっています。

そんな流れと共に起っているのがLGBTのムーブメント。
まずはこちら、今年3月にニューヨークにオープンした、
初のゲイ向けホテル「THE OUT NYC」。

ナイトクラブやスパ、レストラン、アウトドア施設などのエンターテインメント施設を
併設し、特にLGBTの観光客や地元住民の利用を見込んでいるほか、もちろん
ストレート・フレンドリーな(ストレートな人にも優しい)ホテルだそう。
世界が注目するニューヨークでのこういった施設の開業によって、
LGBTへの理解も深まりそうですね。


1つのベッドで寝たい同性カップルに対応

一方の日本では、あまりオープンに話題に出されないこのトピック。
しかし最近ではちょっとした動きがあるようです。

まずは東京ディズニーランド
なんと、同性同士の結婚式が挙げられるようになるんだとか!
今年9月から開始するシンデレラ城での結婚式
「ディズニー・ロイヤルドリーム・ウエディング」プランに、
女性同士のカップルであれば2人ともウエディングドレス、
男性同士なら2人ともタキシード姿で挙式できるとのこと。
日本では法律で認められていない同性婚。あくまでも「カタチ」だけですが、
ディズニーが同性同士の挙式を認めたというのは、大きな変化ですね!

そしてオンライン上に登場したのが、フランス発、日本に住む異性・同性カップル
対象としたサイト、「PACS JAPON」。
「新しい愛の形」を提供するサイトとして、異性間・同性間双方のカップルが
事実婚契約を登録できるという新しいスタイルのサービス。
パートナーエージェンシーなどの相手探しのサービスはありますが、既にいる
パートナーとの事実婚契約を交わすサービス、しかも「同性もOK」というのが新しい!
異性とでも同性同士でも、契約することで結婚していることが客観的に「事実」となり
はっきりとした関係性が持てそうすね。
ちなみに事実婚登録は「月額500円」のみ、だそう…。


10年ほど前からフランスに導入された事実婚制度「PACS」が名前の由来なんだとか。

日本ではまだまだマイナートピックですが、こういったLGBTムーブメントから
セクシャルマイノリティーへの関心が高まり、欧米の様にオープンになっていくのでしょうか。
今後の日本での動きが気になります。