噂のカスタマイズ賃貸 by AK

ケータイのデコレーションやパソコン、車、スタバのドリンクまで、
自己流にカスタマイズできるものが増えてきていますよね。

そんな中、今話題となっているのが、「家にも個性を出したい」
という願いを叶えた「カスタマイズ賃貸」です。
もともと賃貸物件は原状回復義務が当たり前の日本。
しかし最近では空家の増加や「長期で住んで欲しい」という大家さんの希望から、
壁紙や照明を中心としたカスタマイズサービスが増えてきていると言います。

では実際にはどんなサービスがあるのでしょうか?
気になったものをいくつかまとめてみました。

まず、洗練されたデザイン志向の人にお勧めなのが、
伊藤忠アーバンコミュニティ(株) と建築デザイン集団「blue studio」
のコラボから実現したカスタマイズ高級賃貸

ロンドンのライフスタイルをコンセプトとした部屋に加え、
好きなクロスやカーペットを無料で選べるだけでなく、
デザイナーと相談しながら家具などをレイアウトできるそう。
入居者のイメージが沸きやすいよう、今年1月には実際に改装した
モデルルームもオープンしています。
カスタマイズしたくても、どうしていいか分からない、
デザインの相談にのってもらいたい、
といった人のニーズに応えてくれるサービスです。


そして、壁紙だけじゃ物足りない!という人にお勧めなのが、
(株)ユニホーが提供する「えらべる〜む」。
メニューは「松・竹・梅」の3つのルームタイプ。(和風な名前がなんともユニーク!)
「松」タイプは壁、天井、床のほか、なんとドアノブやコンセントなどの小物、
間取りまで変えれるフルオーダータイプ!
どこまでも個性を出したい人、ゴージャスな部屋にしたい人に良さそう。


「カスタマイズ」と聞くとどうしてもお金がかかってしまいそうな
イメージですが、カスタマイズ願望のある学生や新社会人への
ハードルを下げてくれそうなのが、今年5月から始まるレオパレス21
「お部屋カスタマイズ」サービス。

自分で選ぶ「マイコレプラン」は25色の壁紙から好きな色を選び、
壁1面を無料でカスタマイズできるというもの。
他にもインテリアデザイナーが提案する「デザイナーズプラン」(15万円〜)
もあるようで、こちらは照明、カーテン、壁紙から家具までカスタマイズが可能。


このように、賃貸でありながらも様々なニーズに合わせたサービス形態が
ある、ということもカスタマイズ賃貸が話題の理由なのだと思います。
他にも「http://www.ur-net.go.jp/diy/DIY住宅」や「賃貸なのに内装オーダー | CLASS ONE 株式会社 |800種類の壁紙から選べるサービス」といったものも。

住宅のDIYが当たり前の欧米では、賃貸居住者の平均居住年数は
7〜9年なのに対し、日本では4〜5年と短いと言われています。
しかし実際にカスタマイズサービスを利用した人によると、
「家に帰るのが楽しみになりました。賃貸でもここまで自分好みに
変えられるんですね!できるだけ長く住み続けたいと思っています」とのこと。
(参考記事 SUUMO
やはりこういったカスタマイズ物件がさらに増え、不動産事情も変わってくれば、
「住み続けたい」という人も増えるのではないでしょうか。
特にこだわりを持った人や、インテリアをファッションの様に楽しみたい、
と思っている女性には需要がありそうですね。

デコレーションしたくても、画鋲で壁に穴をあけることすらためらってしまう
私にはカスタマイズ賃貸、かなり魅力的です…。
小物などのアイテムに留まらず、「家」までカスタマイズする、
というのがおもしろいですね。

近々引っ越しをお考えの方、カスタマイズ賃貸も検討してみては?