SNS疲れの救世主?!クローズ型SNS by AK

今年は写真をスクラップブックの用に共有できる感覚派向けのSNSPinterest」が
話題となりましたが、TwitterFacebookmixiなど、今や日常生活の一部と
なりつつあるSNS。今年6月の時点で日本のSNS人口は前年比の143%にものぼり、
インターネットユーザーの2人に1人がSNSを利用している計算になるのだとか!参照
しかし「共有したい」、「他の人とつながりたい」という気持ちとは裏腹に、日々流れ込んでくる
大量の情報に疲れてしまったり、赤の他人とリンクしたことで煩わしさを感じる
といった経験のある人もいるのではないでしょうか…?
「つながり疲れ」や「SNS症候群」などの言葉も登場していますが、「本当に
近しい人とだけ、つながっていられたらいいのに」といった思いに答えてくれる
新しい形のSNSが続々登場しています。

まずご紹介するのが、大切な人だけと日々の出来事をシェアできる
クローズドSNSClose(クローズ)」。

9月末にリリースされたこちらのサービスは、超少人数制SNS。なんと
登録できるのはたった9人!親しい人のみを登録し、Facebookと同じように
タイムラインや写真などを共有することができるというもの。
「家でゆっくりくつろぎながら話ができる人数は9人程度。SNSでも同じような
『空間』を提供したい」という思いから、9人に限定されているのだとか。
個々にも情報を共有できるので、1対1のやりとりも楽しめるのだそう。

この原型とも言えるのが、2010年の秋に登場した少人数限定SNSPath」。

「Stay connected with family & close friends(家族や近しい友だちと(だけ)
つながっていよう)」をコンセプトとし、オックスフォード大学の教授による
「ひとりの人間が安定した関係を結べるのは150人まで」という理論に基づいて
フォローしあえる友人の数を150人までに制限したもの。
現在は300万人以上のユーザーを抱えているとか。

どちらもスマホ専用アプリでPCからの投稿は不可。伸び続けている
スマホ市場だけにフォーカスしているところも特徴的です。
持ち歩くものだからこそSNS疲れしやすいモバイルユーザーにはぴったりのアプリ。
煩わしいさとサヨナラしたい人のニーズにしっかり応えたサービスですね。
スマホで少人数でつながれるもの、というと、人気沸騰中のアプリ「LINE」の
グループチャットにもちかいものがあるのかもしれません。

そしてさらに少人数に限定された究極のSNSサービスが、「Pairin(ペアリン)」。
今年8月にリリースされたこちらのアプリ。なんとその名の通りペアで使える「2人きり」のサービス!

こちらもCloseと同じようにタイムラインにキモチ投稿や位置情報のほか、写真や
コメントなどの2人だけの思い出を記録できるというもの。カップルだけでなく、
親子や親友同士でも利用可能。ここまで来るともうSNSと言えるのかはナゾですが、
メールやチャットではできないことを可能にすることで、2人きりでも「ソーシャル」
が楽しめるのかもしれません。
特に家族間やカップル同士では使い方が難しい多人数型SNS。最近では浮気や嘘が
SNSを通してバレるなど、離婚率をもあげる要因になっている様ですが、これなら
誰にも邪魔されることなくお互いの仲を深められそうですね!喧嘩の仲直りにもいいかも…?

そうは言っても「ネットワークは大事にしたい」「いろんな人とつながりたい」と
いった人にとっては、「携帯2個持ち」感覚でSNSを使いわけるのもありなのかも
しれません。仕事とプライベートでSNSを分ける人も増えているようですが、
人数においてもSNSを「使い分ける」時代になってきているのではないでしょうか?
「煩わしさ」を解決すべく多人数型SNSに対極して登場した少人数型SNS
SNS疲れしている皆さん、一度使ってみてはいかがでしょうか。