農業ブーム!市民農園いろいろ  by AK

「農業男子」や農コン…なんて言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。
そう、最近では農業が旬!農業高校を舞台にしたマンガ「銀の匙」が
ヒットしたほか、農業大学や農学部の志願者数もここ数年で過去最高なんだとか…。
以前、レンタル農園について取り上げたことがありましたが、広がりを見せる
農業ブームと共に、最近では地方から都市部まで気軽に利用できる
様々なスタイルの「市民農園」が登場してきているようです。

山形ではなんと「メイド付き農園」なるものが登場!

メイドといっても服装は農作業に適した長靴にラフななシャツ。
だたし「化粧はマスト」だそうで、「園主さま」に向かって「お上手です。
初めてとは思えません」と励ましたり、種植えの際に「ジャガイモの品種は
どうなさいますか」などと手厚いサポートが受けられます。3時のおやつには
蒸しケーキのサービスもあるほか、ガールズ指名(有料)もできるんだとか!
首都圏からも多数申し込みがあったそうで、地元だけでなく都心からの
利用者もいるようです。 参考記事

そんな都心でも市民農園への関心が高まっています。
ここ数年、農園付き不動産も注目されてきていますが、麻布にある
元麻布農園レジデンス」は、「農園付き」を飛び越えた、
なんと「農家さん付き」シェアハウス。

シェアハウスに住みながら、定期的に農家の方のサポートを受け、
楽しく野菜作りができるというもので、「自給自足」が体験できます。
菜園は住人だけでなく、一般の人にも貸し出しているので、
農家の人と交流できる都心では数少ない市民農園かもしれません。

そして駅近農園として注目なのが、「まちなか菜園」。
川崎駅から徒歩5分の商業施設屋上にある「チッタファーム」や、恵比寿や荻窪
駅ビル屋上にある「ソラドファームルミネ」など、駅近で「無理せず、
よりみち感覚で楽しめる『じぶん農園』」がコンセプト。

全国12か所で展開しており、鍬やジョーロ、肥料、といった菜園用具は
施設に設置してあるので、手ぶらでふらっと立ち寄ることが可能です。
困ったときには定期的に菜園を訪問しているサポートスタッフにも
相談できるとのことで、ビギナーに人気だそう。
利用者は特に30〜40代のファミリー、もしくは趣味として楽しむ
50〜60代が多いんだとか。
農作業をしながら見える周りの景色はビル、となんだか不思議な
気もしますが、「まちなか」であることだけでなく、「エキチカ」
であること、手ぶらで行けることで、ジムの様な感覚で通えそう。
農業がより身近になりそうですね。

食育や食の安全意識の高まりから、自分で野菜を作りたいという人が
増えている今。都心では緑化にもつながる市民農園に、今後も注目です。